美濃白川麦飯石の概要
麦飯石の歴史は古く、中国では古来より漢方薬の材料として用いられていました
多くの特徴を持つ稀な岩石「麦飯石」
採掘現場写真・層は複雑に形成されているが、表層部:流紋岩層:石英班岩・その一部、深いところに麦飯石層が存在麦飯石の歴史は古く、中国では古来より漢方薬の材料として重用(ちょうよう)されていました。文献では「本草綱目」などに、産地、特徴、医治効能等が解説されています。麦飯石は火成岩の中の半深成岩に属す石英斑岩の一種で、特殊な風化作用を受けていることが特徴です。淡い黄褐色の石基の中に、白い長石と、灰色の石英の結晶がちりばめられています。炭酸化作用(炭酸が鉱物を溶解する化学反応)を受けており、鉱物の溶出により多孔質を形成しています。この「多孔質構造」がミネラルの溶出、吸着作用などと深く関係しています。
白川町の地質図
100m離れれば違う石になる
麦飯石は100m掘る場所が変われば石質が変わるため、美濃白川麦飯石株式会社では、その都度専門機関による石質分析を行っています。
【課題】は
健康・医療分野と異なり、農業生産用分野における製造コストの低減化、環境改善・高品質の農業生産への利用のひろがりが課題です。
岐阜県の3分の1を占める飛騨流紋岩
麦飯石の誕生は5から7千万年前だと云われています。日本列島は2千3百万年まではアジア大陸の一部だったと云われています。その後大きな割れ目が生じ、それが日本海となり、大陸と離された列島となりました。従って古い時代の花崗岩はプレートに乗ってどこからかやってきたものです。日本列島には多くの花崗岩類の分布が見られますが、麦飯石のように自然の炭酸化作用を受けている場合はほとんどありません。
茶色の部分に濃飛流紋岩が分布し、赤色の部分に火成岩・石英斑岩・花崗岩が分布しています。また麦飯石層はこの流紋岩を貫き形成されているということが大きな特徴です。






